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2010年09月 アーカイブ

管理能力の大切さ 5

流れ作業のほうになると、仕掛りはわざとつけてやらなければ、ひとりでに増えるというわけにはいきません。


ここに出てくるのが、緩衝のためのプールです。


実際に、アンケート調査によれば、流れ作業の54%はプールをもっています。


このプールを作った目的としては、バラツキのカバー、工程の切り替え、ロットのつなぎ、長時間作業などが挙げられていました。


流れ作業では、仕掛りを余分にもつことによって、次のようなチャンスが出てきます。


1)循環コンベヤー・システムを使って、不定工程の流れ作業化をすること。


2)プールを持ち、コンベヤを時限切り替えすることによって、時間不均1の流れ作業のバランス損失をなくすること。


3)プールをもつことによって、時間不安定の流れ作業を安定させること。

これらのやり方については、厳密な意味での流れ作業ではなく、不完全流れ作業といいますが、うまくやればかなり便利です。


こんな融通性をもたせるもとは、みんなプールによる仕掛り増加です。

管理能力の大切さ 6

工程管理、さらには工場運営と、仕掛りとの関係を調べてみましょう。


仕掛りの多い工場は運営がうまくいかないということは、古くから工場診断のベテランによって、しばしばいわれてきたことですが、その根拠はあまりはっきりしていません。


これについて前から述べられていることは、仕掛りが多いと資金が寝て金利がかさむことで、また近頃になって置き場所が余分にいるということも付け加えられています。


このくらいのことでは現場関係者にはぴんときません。


買ってしまって倉庫に入っている材料を、現場に投入することは、仕掛りを増やすことにはなりますが、金利を余分にかけることになるとは感じられないからです。


手待ちを嫌う考え方から、どんどん出庫してしまうことになってしまうのが普通なのです。


このように、仕掛りを増やすと、やりくりができ、それによって手待ちを減らすことはできますが、やりくりによって大きな損が生じます。


手待ちが減れば稼働率が上がって行きますが、そのためには、仕掛りを増やしていかなければなりません。


仕掛りが増えていくと、やりくりの無駄が増えていきます。


そこで、細い実線の稼働率から無駄手間を差し引かなければならなくなり、その結果として、真の能率は下がることになります。


そこで、手待ちを減らすことばかり考えてみても仕方がないことがわかります。

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